少し健康オタクな話です^ ^
鬱や統合失調症になってしまった方々はタンパク質不足は当然ですが、特に鉄とこのナイアシンが不足しているようです。
言い出したらキリのないくらい役割があるようですが、その中でも重要そうであると思った役割は以下です。
- ①アルコール代謝に必須の補酵素
- ②エネルギー産生に必須の補酵素
- ③セロトニン合成に重要(不足すると鬱、パニック障害、統合失調症等に繋がるといわれている)
①について、アルコールは以下のように代謝されます。
アルコール ⇒ アセトアルデヒド ⇒ 酢酸 ⇒ 二酸化炭素と水
ナイアシン、亜鉛、アミノ酸(特にL-システイン)を材料として作られた酵素・補酵素でこの代謝を進めます!
ナイアシンが不足するとこの代謝効率が下がるので頭痛、吐き気、二日酔いとうに繋がります!
②はエネルギー産生を効率よくするためにはナイアシンを補酵素とする代謝があります。
また脂肪酸の合成も助ける補酵素なので脂質を効率よくエネルギー産生に利用するのにもかなり役に立ちます!
③はストレスや炎症があるとキヌレニン系が活発に働くようになります。
キヌレニン系が働くと、セロトニンという体を休めたり心の平穏を保つのに重要なホルモンの材料であるトリプトファンというアミノ酸がたくさん消費されます。
結果、セロトニン合成量が少なくなり、疲労が抜けにくくなり、神経伝達物質の合成も少なくなり、鬱やパニック障害に繋がるそうです。
キヌレニン系は最終的にナイアシンアミドというものをつくり、ナイアシンアミドがたくさんあるとキヌレニン系の働きは弱くなるので、結果的にセロトニン合成が効率よくできるようになります。
なので、ナイアシンを摂ることは重要です(トリプトファンを摂るためにタンパク質も重要ですが)!!